
SDGsに向けた取り組みEfforts Toward the SDGs
私達は下記のポリシーを通じて、
人と地球にやさしいものづくりを推進します。




人権尊重
新疆綿は超長繊維綿で、ギザ綿、スーピマ綿と並ぶ世界三大綿と呼ばれており、その生産量は世界第2位の綿花生産国である中国において8~9割を占めるほどです。高品質でありながら比較的安価な綿花として繊維業界では広く普及し、中国製ホテルリネンの殆どが新疆綿製品です。しかしながら、新疆ウイグル自治区における強制労働のもとに生産されているとの疑いが2020年末に報道された後、その取り扱いには世界中のメーカー、商社、問屋、販売店が四苦八苦しています。
当社においては、「人にやさしいものづくり」という企業理念と相反するため、この人権侵害がないことが明確になるまでは、新疆綿製品の取り扱い中止することを明言し、実行しています。


肌に優しいものづくり
「人に優しい安全なものづくり」を経営理念とし、自社の全ての工場においてホルムアルデヒド系樹脂の加工剤を排除し、乳幼児でも安心して使用できる安全なものづくりを進めてきました。
ホルムアルデヒドは、シックハウス症候群の一因とされ、健康被害を生ずる恐れがある有害物質で、各種法令で規制されています。繊維製品においても形態安定加工やプリント加工に使用される加工剤の原料として利用されていますが、「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」により、遊離してくるホルムアルデヒドに対して厳しい基準値(ベビー用品16ppm以下、肌着75ppm以下)が定められています。当社の生産品は、この「ベビー基準」を満たし、安全面に配慮した原料を使用しています。


サステナブル素材の使用
サステナブル素材を使用したものづくりを推進しています。
「オーガニッククラブ」は、自然環境、労働環境等に配慮して生産され、オーガニックコットンの認証を受けた綿糸を原料とし、トレーサビリティを確保して製織、加工されたオーガニックコットンの生地から生まれた製品です。 OCS(Organic Content Standard)やGOTS(Global Organic Textile Standard )の認証可能な生産体制を確立しており、様々なOCS、GOTS認証品の生産に貢献しています。生物多様性、地球の砂漠化そして生産者の健康を守る取り組みです。
「ウッドセルクラブ」は、管理され再生可能な山林で育つ木のパルプを原料とする精製セルロース繊維を使用した製品です。その他、成長が早く農薬の必要がないマニラ麻(アバカ)やパイナップル果実栽培の農業廃棄物であるパイナップル葉などを原料とする糸を使用した製品開発にも取り組んでいます。



カーボンニュートラル(CO2排出ゼロカウント)
政府は、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指し、2030年度までに温室効果ガス排出量46%削減(2013年度比)という野心的な目標を宣言しています。
当社は、モノづくりを中心としたメーカーでありながら、生産・流通活動におけるエネルギー消費に伴うCO2排出量より多くのCO2排出削減を太陽光発電により行い、実質カーボンニュートラルを既に実現しています。


脱石油化学薬品加工
繊維製品生産のあらゆる工程で石油化学薬品が不可欠です。
当社は、石油に依存しないものづくりを目指し、加工仕上げ段階で石油化学薬品を使用しないプロセスを開発し、地球に優しく、人にもさらに優しいサスティナブル製品「ナチュラルクラブ」を完成させました。
天然繊維である上質な綿と麻から作り上げた製品群は、石油化学薬品の残留がなく、赤ちゃん用品としてもお使い頂けますし、アトピー性皮膚炎や敏感肌の方々にも優しく安全です。また丁寧に、豊かに、健やかに生活を楽しもうとされている方々へ最高の製品をお届けします。


⾼齢でも頼られる企業「定年制撤廃で社会貢献」
社会保障の⾏く末が問題となっている昨今、定年退職から年⾦受給時期までの⽣活が苦しくなる社会現象が起きています。
当社では、社会情勢の変化に先駆けて、2012年から定年制を廃⽌しています。体⼒と気⼒が維持できる限り、年齢に関わりなく本⼈の希望によって何歳まででも働ける仕組みで動き始めました。
会社は経験豊富な⼈材の流出防⽌に、個⼈は体⼒も気⼒も能⼒も有るのに辞めざるを得ない定年制から解放されていつまでも能⼒を⽣かして頼られて働ける。労使双⽅に有利な労働環境を実現しています。これからの超⾼齢化社会モデル企業を⽬指しています。